「片思いの切なさを歌で癒したい」「失恋の痛みに寄り添ってくれる曲が聴きたい」「恋人との幸せな気持ちを共有できる歌を探している」――そんな思いでサカナクションの楽曲を探していませんか?サカナクションの恋愛ソングはかなり少ないですが、歌詞を広義に捉えると恋愛ソングといえそうな曲はいくつかあります。この記事では、片思い・失恋・両思いなど、あなたの今の恋愛状況に合わせた楽曲をご紹介。それぞれの楽曲が持つメッセージや聴きどころを本サイト編集部による独自の解釈で解説しています。きっとあなたの心に響く一曲が見つかるはずです。恋するすべての人へ贈る、最新版の完全ガイド。
目次
片思いソング
多分、風。
自転車ですれ違うだけの、名前も知らないショートヘアの女の子。理由もなくドキドキしてしまう気持ちを、すべて「風のせいだ」と自分に言い聞かせる楽曲です。畦道で吹く風が運んできた淡い感情は、まだ言葉にならない片思いそのものでしょう。偶然の出会いに心を奪われてしまった人におすすめの楽曲です。
月の椀
サカナクションの「月の椀」は、寒い冬の夜、月に話しかける君の横顔を見つめる様子が歌われた楽曲です。「気になりだす」と繰り返される歌詞には、君への想いが募っていく切なさが込められています。月を見上げる君に、僕の心と月の心が重なって見える瞬間、二人の距離感を痛いほど意識してしまうのです。朝が来るまでじっと想いを抱えながら、伝えられない気持ちに耐える夜の情景が胸に迫ります。誰かのことが気になって眠れない夜を過ごす人におすすめの楽曲です。
両思いソング
アンタレスと針
サカナクションの「アンタレスと針」は、お互いを意識しながらもなかなか言葉にできない二人を歌った楽曲です。さそり座の星を探すフリをしながら、実は相手のことだけを考えていた「僕」と、少しだけ触れて合図を送る「君」の関係が歌われています。「もどかしすぎるぐらいが僕らにはちょうど良い」という言葉が、気持ちを確かめ合っている両思いの距離感を象徴しているでしょう。控えめでゆっくりとした恋をしている人におすすめの楽曲です。
朝の歌
夜明けを共に迎える恋人への想いを、幻想的なイメージで包み込んだ楽曲。「あとどれくらい君と深く話せるだろう」という問いかけには、大切な相手との時間を惜しむ気持ちが込められています。「僕らは朝に船を浮かべる」「いつかそれで旅する」という歌詞から、二人の未来への希望が見えてきます。夜から朝への移り変わりを「表と裏」と重ね、そのどちらも受け入れながら一緒にいる関係性が穏やかに歌われており、深い対話を通じて心を通わせられる相手を持つ人におすすめの楽曲です。
失恋ソング
涙ディライト
繰り返される激しい口論を経て、別れを告げることを決意した夜について歌われた曲。「行けよ」と相手に別れを促しながらも、流れる涙には抑えきれない想いが残ります。言いたいことがあっても、もう歩き出してしまう二人の心の距離感が切なく響きます。夜の薄暗いライトの中で揺れる影のように、互いを求めながらもすれ違う関係性が鮮やかに映し出されています。別れを決めても涙が止まらない、そんな苦しい失恋を経験した人におすすめの楽曲です。
ナイロンの糸
サカナクションの「ナイロンの糸」は、別れた人への想いを静かに抱き続ける切なさを歌った楽曲です。「どれだけ忘れたくても どれだけ君と話したくても」という歌詞には、相手を振り払えない苦しさが込められています。忘れようとしながらも、夜になれば「ただ今は思い出すだけ」と過去の記憶に引き戻される心情は、失恋後の誰もが経験する孤独な夜を思わせるでしょう。縒れた糸を巻き取るような行為が示すのは、絡まった感情を整理しようとする葛藤かもしれません。もう戻れない場所を「この海に居たい」と願う言葉が、終わった恋への未練を象徴しています。かつての恋を手放せずにいる人におすすめの楽曲です。
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
別れてしまった恋人のことを忘れたいけれど、昔いっしょに聴いていた「バッハ」を夜に流すことで嫌でも思い出してしまうことが歌われた曲。「歩き出そうとしてたのに 待ってくれって服を掴まれたようだ」という、未練を感じさせる内容です。歌詞が非常に難解ですが、2018年3月28日に発売されたベストアルバム「魚図鑑」の付属本では以下のように解説されています。
歌詞は当時、山口が付き合っていた女性とグレン・グールドが弾くバッハの曲を聴いていた時の思い出を書いており、それまでの楽曲に見受けられていた、他人との距離感や緊張感から解き放たれたラブソングと言える。
ドキュメント
「今までの僕の話は全部嘘さ」という冒頭から始まるこの楽曲は、過去の自分への嫌悪と未来を変えたい想いが交錯します。疲れた夜に電話をかけてしまう切なさや、このままでいいのかと問い続ける葛藤が繊細に歌われた楽曲。別れた相手への未練と、それでも前を向こうとする心の揺れ動きが、不穏なギターアルペジオと美しいメロディで奏でられます。失恋の痛みと向き合いながら、自分を見つめ直したい人におすすめの楽曲です。
ユリイカ
サカナクションの「ユリイカ」は、都会の喧騒のなかで失った恋を静かに想起する一曲です。夕暮れ時の髪の匂いが蘇る瞬間、かつて確かに存在した「君」はもういません。生き急ぐ日々の中で、いつしか感じなくなった淋しさ。それでも風が吹くたび、記憶は揺さぶられます。時間は残酷に流れ、永遠と思えた日々も終わりを迎えました。失ったものを抱えながら前に進む自分に気づく、それこそが「ユリイカ(見つけた!)」なのかもしれません。過去を手放せず、でも未来へ歩み続けなければならない、そんな葛藤を抱える人におすすめの楽曲です。
ルーキー
眠れない夜に爪を噛み、消し忘れたライトの下で過ごす孤独な時間。「悲しみと同じ君の歩幅で歩きたいのに」という歌詞には、離れていく相手に追いつけない切なさが宿っています。「行かないで」と何度も繰り返される言葉が、別れを受け入れられない心情を浮き彫りにしていくでしょう。春の訪れを告げる「さよならの風」が、新しい門出と同時に失った恋の痛みを象徴しており、心が揺れ動いている人におすすめの楽曲です。
忘れられないの
サカナクションの「忘れられないの」は、春風に揺れる花に手を振る恋人の姿を重ねる、切なさに満ちた楽曲です。新しい街で感じる淋しさも、素晴らしかった日々も、すべてが思い出として心に刻まれていきます。「千年に一回ぐらいの日を永遠にしたい」という歌詞からは、かけがえのなかった恋の記憶を永遠に留めておきたいという願いが溢れています。どんなに時が経っても消えない想いを抱える人におすすめの楽曲です。
ネイティブダンサー
静かに降り続ける雪のように、過去の恋愛の記憶が心に舞い降りてくる楽曲です。「季節は僕らを追い越して行くけど 思い出は立ち止まったまま」という歌詞が象徴するように、時が流れても色褪せない思い出の切なさを描いています。淡く儚い日々を共に過ごした二人が、揺れながら降り落ちる雪のように記憶の中で踊り続ける様子が印象的。かつての恋人との日々を静かに振り返りたい人におすすめの楽曲です。
mellow
サカナクションの「mellow」は、土曜のダンスホールで手を繋いで踊った恋人との記憶を描いた楽曲です。スローモーションのように流れる時間の中、夜の海月のように幻想的に揺らめく相手の姿が歌われています。絵になるような夜、クラップの音、繋いだ手の温もり──あの頃の輝きが、深海のような音像と共に蘇ります。かつて愛した人との美しい瞬間を、静かに胸に抱いている人におすすめの楽曲です。
さよならはエモーション
深夜のコンビニで缶コーヒーを買い、レシートを捨てる主人公の日常風景から始まり、涙をこらえながら霧の向こうへ進もうとする姿が歌われます。昔の部屋や君のことを思い出しながらも、忘れたい気持ちと忘れられない感情が交錯し、感情の揺れを丁寧に掬い取った歌詞が印象的な一曲。別れを受け入れようともがきながら前に進もうとする人におすすめの楽曲です。
※この楽曲は2022年6月21日のInstagramライブで、ボーカルの山口一郎さんが「恋愛の曲ではない」と公言していましたが、同時に「恋愛の曲として捉えられることに対して抵抗はない」とも語っていたので、今回はリストに入れてみました。聴き手が自由な解釈をして、曲を自分のものにできるのも音楽鑑賞の楽しみかと思います。
倦怠期ソング
表参道26時
深夜2時の表参道を舞台に、すれ違いを抱えた恋人同士の緊張感を描いた楽曲です。関係にほころびが生じていることをお互いが察しながらも、言葉にできずに苦笑いで誤魔化す様子が切なく表現されています。つまらない夜に意味もなく名前を書いたり、握りしめた手には汗がにじむといった、気まずさの中で保とうとする関係性がリアルに綴られています。二人の心について「所々ほつれてる服みたい」という比喩が、修復困難な距離感を象徴的に物語る一曲。関係の終わりを予感しながらも、まだ手放せない複雑な気持ちを抱えている人におすすめの楽曲です。
ワード
サカナクションの「ワード」は、すれ違う二人の心の距離を描いた切ない楽曲です。「聴こえてるフリをしただけ」という歌詞が象徴するように、本当の気持ちを伝えられず表面だけの会話を重ねてしまう関係性が歌われています。「嘘に慣れた僕らは素直になれなくていつも一人ぼっち」という一節からは、共にいても孤独を感じる倦怠期に特有の関係が伝わってきます。夜という静けさの中で試されるような二人の関係が、聴く人の胸に痛いほど響きます。言葉にできない想いを抱えたまま、関係の行く末に迷っている人におすすめの楽曲です。
まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます。今後もサカナクションや他アーティストの楽曲を解説した記事を公開していきますので、よかったら定期的にチェックしていただけるとありがたいです。








